フラっと立ち寄れ、ホッとできる"ひろば"を目指して東灘区は若いまちです。震災後のマンション建設などに伴い区民の3分の1が入れ替わり、若い世代が増え、出生児数が年間2,000人以上、0歳から5歳児の人口が約12,000人という現状です。 post_113

知り合いの少ない場所での子育ては不安なことがいっぱいです。共通の悩みをもった子育て中のお母さんたちが自主的に立ち上げた「子育てサークル」は区内でも50近く活動されており、今、ネットワーク化も進められています。
神戸市内には、小学校区ごとに福祉や交流の拠点として、地域福祉センターが176か所あります。ここ福池小学校区内の福池地域福祉センターでは、親子同士の仲間づくりや子育てに関して相談もでき、フラっと立ち寄れ、ホッとできる"ひろば"を目指して、この9月から「ふくプク・クラブ」が誕生し活動を開始しました。参加者は、約50組100人以上という大反響です。
この活動は、NPO法人神戸ライフ・ケアー協会と福池ふれあいのまちづくり協議会が中心となり、「子育ての環境づくり」、子どもや子どものいる家庭にやさしい「福祉のまちづくり」を目的に始められたものです。
神戸ライフ・ケアー協会や区の子育て支援室等から派遣された専門スタッフの方々が相談や指導にあたっています。
お母さんたちが輪になって情報交換
スタッフの一人である三谷素子さん(写真)のお子さんが児童館のすこやかクラブに人気殺到のため入れなかったことが、このサークルを始めるきっかけとなりました。
「自分たちでつくりたい」と友人で幼稚園の先生だった横山江利(写真)さんと来間直子さんに相談を 持ちかけ賛同を得られたことが、大きな勇気になったそうです。
今では、三人ともスタッフとして活躍されています。
歌や遊戯指導が終わった後、お母さんたちは輪になって情報を交換し、子どもたちには新しいお友達ができていました。
新しい試みの誕生
地域福祉センターの管理運営は、神戸市の委託を受けて、ふれあいのまちづくり協議会が担当しています。
このセンターを運営されている福池ふれあいのまちづくり協議会の金山二生委員長(写真)は、「子育てのノウハウがある神戸ライフ・ケアー協会のほか、いろいろな方のご協力を得て実現しました。場所は地域福祉センターに限りませんが、他の地区でもこのような取組みが増えるといいですね。」とお話しいただきました。
今回は、立ち上げのきっかけを作られた三谷さんを中心に若い力と熱意があったこと、ここ福池地域福祉センターが、小学校就学前の子どもたちや若い世代のお母さん達の利用を望んでいたことがぴったりと合って、この新しい試みが生まれたのだと思います。
安心して子育てできるまちをみんなでつくろう
核家族化、少子化、都市化、コミュニティの弱体化が叫ばれ、子どもたちを取り巻く環境は、大きく変わってきています。
子どもたち同士やご近所との交流も少なく、「育児の孤立化」「育児不安」が若いお母さんたちの間で増えています。
そして、今まで家庭内の問題であった「子育て」が、みんなの問題となっています。
今回のように地域で応援するということも必要ですが、みんなで"安心して子育てできるまち"をつくっていきましょう。