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神戸市長のことば

2010年2月15日 神戸市長の追悼のことば

shicyou33.png  多くの尊い命、住み慣れた街並み、そして私たちの大切なものを一瞬にして奪い去った「阪神・淡路大震災」から、今日で15年が過ぎました。  post_449

 震災により無念にもお亡くなりになられました方々に、心より哀悼の誠を捧げます。
 今日この時間にお集まりの皆さまとともに、ろうそくにあかりを灯し、黙とうを捧げておりますと、あの日、あの時の光景がつい今しがたのことのように思い出され、深い悲しみを覚えずにはいられません。
 震災から15年、神戸のまちは市民の皆さまの自立と連帯、協働により、力を合わせて懸命に復興への道のりを歩んでまいりました。
 私たちは、あの震災から立ち直っていく中で、「いのちの大切さ」「地域で助け合うことの大切さ」そして災害に対する「日頃の備えの大切さ」を学びました。
 これらの「経験」なり「教訓」、そして震災の記憶を風化させることなく、次の世代・震災を知らない子どもたちに語り継ぎ、より多くの方に伝え拡げていくことの大切さを改めて実感しております。
 また、被災した市民の心の支えとなった国内外からの温かいご支援への「感謝の気持ち」を忘れず、震災で得た「経験」を他の被災地支援に役立てていくことが私たちの「使命」であると考えております。
 昨年も、国内では台風9号による集中豪雨や、海外ではつい先日、ハイチで大きな地震が起きるなど、各地で大きな災害が発生しており、私たちは常に災害の脅威と背中合わせにあることを痛感させられます。
 これからも、市民の皆さまとともに手をたずさえながら、震災復興の過程で生まれた人と人との絆を忘れずに、人の命を守りながら被害を最小限に食い止める「減災」に取り組み、「安全・安心なまちづくり」を目指し、明日に向かってひるまず、たゆむことなく最善を尽くしてまいります。
 最後に、お亡くなりになられました皆さまの安らかなるご冥福を心よりお祈り申し上げ、追悼のことばといたします。

(「神戸市震災15年追悼の集い」より)

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