8月23日、神戸芸術工科大学の学生を中心に、旧神戸生糸検査所で、各部屋を丸ごと自由に使い「空間遊び」をしながら、造形的実験、作品の制作過程を公開する展覧会を開催しました。作品づくりを通じ、施設内での交流が生まれ、参加者同士のネットワークが広がりました。20101005_ko02-02
「潜水艦スタジオ」とは、旧検査所の細長い廊下の左右に部屋が続く潜水艦の内部のイメージと、学生たちの「潜」在的な創造力を引き出す場という二つのイメージを重ねたものです。
「大きな空間と公開制作というプレッシャーで、多くの学生たちは、最初、創造の苦悩に直面します。部屋ごとに、窓の配置や採光、景色、鳥の声など異なる条件があります。これらの個別要素は、作品作りのインスピレーションとなりうる最高のクリエイティブ環境です。」と、廣中薫准教授。
開かれた空間遊び体験は、独自の工夫により、新たな目で世界を眺める方法で、時には偶然に斬新なデザイン感覚を生み出します。そんな感覚を身につけた、次世代クリエイターが、近い将来神戸から世界へはばたく日も来るのではないでしょうか。
10月23日から1週間、「潜水艦スタジオ2」が開催されます。学生たちは作品の公開制作に向け、各部屋で実験と挑戦を繰り返していきます。
「潜水艦スタジオ2」
会期 10月23日~30日 11:00-19:00 (最終日-15:00迄)
会場 旧館3階と4階、新館315,316,419,421号室
神戸市芸術工科大学デザイン学部の廣中薫准教授
「歴史的建物の中で、学生と共にじっくりと制作に取り組めることは、あまりに楽しく、贅沢にすら感じます。恵まれた環境を感じながら、学生たちが制作活動に挑むことは、自分の世界観を築くための貴重な機会となるでしょう。」